会議が終わった後、「議事録を誰が書くか」で時間と気力が削られていませんか?
AI議事録ツールを使えば、会議の音声をリアルタイムで文字起こし・要約し、議事録作成を自動化できます。
人手による作成と比べて時間を大幅に短縮できるため、中小企業でも導入が急速に広がっています。
この記事では、AI議事録ツールを5つ厳選して料金・精度・機能を比較します。
ツールの選び方から導入の流れまで、はじめて導入する中小企業の担当者に向けて丁寧に解説します。
ポイント
この記事でわかること:① AI議事録ツールの基本と中小企業での活用メリット、② 選び方の4つのポイント、③ おすすめ5ツールの徹底比較
補足
本記事の料金情報は2026年5月時点の公式サイト掲載情報をもとにしています。プランや価格は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
AI議事録ツールとは?なぜ中小企業に必要か
AI議事録ツールとは、会議の音声をAIが自動で文字起こし・要約し、議事録として整形してくれるサービスです。
ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetとの連携に対応しているものも多く、オンライン会議にそのまま組み込んで使えます。
中小企業に特に向いている理由は3つあります。
1. 議事録作成の工数をゼロに近づけられる 従来、会議後に担当者が録音を聞き返しながら議事録を書くと、30〜60分かかることも珍しくありません。
AI議事録ツールを使えば、会議終了直後に要約が自動生成されます。
2. 人への依存を減らせる 「あの人が書かないと議事録が出てこない」という属人化を解消できます。
誰でも同品質の記録を残せるため、情報共有のボトルネックを解消できます。
3. 低コストで始められる 無料プランや月数千円で使えるツールが増えており、大規模なシステム投資なしに試せます。
全社一斉導入ではなく、まず1部門からトライアルするのが成功のコツです。
AI議事録ツールは「議事録を書く仕事」そのものをなくすツールです。
時間と人手が限られる中小企業ほど、導入効果が大きく出ます。
AI議事録ツールの選び方(4つのポイント)
1. 日本語認識精度
AI議事録ツールの品質は、日本語の音声認識精度で大きく差が出ます。
英語圏発のツールは日本語対応が弱いことがあるため、必ず無料トライアルで自社の会議音声を試してから判断してください。
専門用語や社内固有の言葉(製品名・部署名など)を正確に認識できるか、雑音のある環境でどこまで拾えるかも確認しましょう。
2. 連携ツール(Zoom / Teams / Meet)
自社が使っているWeb会議サービスに連携できるかは必須チェック項目です。
Zoom・Microsoft Teams・Google Meetの3サービスが主流で、ほとんどのAI議事録ツールが対応しています。
ただし、プランによって連携できるサービスが限られる場合もあるため、契約前に確認が必要です。
注意
無料プランでは連携機能が制限されているツールも多い。連携を前提に使うなら有料プランの確認が先決。
3. 料金体系
AI議事録ツールの料金は、月額定額型・利用分数課金型・席数課金型の3パターンがあります。
会議の頻度や参加人数によって最適な料金体系は変わります。
毎日複数回の会議がある場合は月額定額型が割安になりやすく、月数回程度なら利用分数課金型が向いています。
無料プランが用意されているツールは、まず無料で試してから有料移行を検討できるのでリスクが低いです。
4. セキュリティ
議事録には社外秘情報が含まれることも多いため、セキュリティ要件は必ず確認してください。
チェックすべき項目は以下の通りです。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| データの保存場所 | 国内サーバーか海外サーバーか |
| 暗号化 | 通信・保存ともに暗号化対応か |
| アクセス権限 | メンバーごとに閲覧制限できるか |
| 契約形態 | 規約上、音声データが学習に使われないか |
ポイント
機密情報を扱う会議が多い場合は、「音声データを学習に使用しない」と明記しているツールを選ぶこと。
【比較表】おすすめAI議事録ツール5選
| ツール名 | 月額(税込) | 日本語精度 | 無料プラン | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| Notta | 1,320円〜 | ★★★★★ | あり(月120分) | 中小企業の日常会議全般 |
| CLOVA Note | 無料〜 | ★★★★★ | あり(無制限) | コスト最優先の企業 |
| Rimo Voice | 要問い合わせ | ★★★★☆ | なし | 大量会議・エンタープライズ |
| Otter.ai | 約1,400円〜 | ★★★☆☆ | あり(月300分) | 英語混じり会議 |
| Fireflies.ai | 約1,400円〜 | ★★★☆☆ | あり(無制限録音) | 外部商談・営業記録 |
Notta|日本語精度No.1クラス、中小企業の定番
Notta(ノッタ)は、日本語の文字起こし精度が高く評価されているAI議事録ツールです。
Zoom・Teams・Meetすべてに連携でき、会議中にリアルタイムで議事録を生成します。
料金は個人プランが月1,320円〜、チームプランは月1,980円〜(いずれも年払い時)。
無料プランでも月120分まで文字起こしができるため、まず試してから有料移行を判断できます。
中小企業で「とにかく使いやすいツールを1つ選ぶ」なら、Nottaが最初の候補になります。
UIがシンプルで、非エンジニアでも設定に迷いません。
補足
Notta公式サイト:https://www.notta.ai/ja
CLOVA Note|無料で使えるLINEヤフーのAI議事録
CLOVA Note(クローバノート)は、LINEヤフーが提供する音声テキスト化サービスです。
個人向けは完全無料で録音時間の制限がなく、日本語精度も非常に高い水準です。
スマートフォンアプリとWebブラウザの両方で使えるのも特徴。
ただし、Zoom等のWeb会議との自動連携機能は限定的なため、録音ファイルをアップロードして使うスタイルが中心になります。
コストをかけずにAI議事録を試したい中小企業には、最初の一歩として非常に有力な選択肢です。
補足
CLOVA Note公式サイト:https://clovanote.line.me/
Rimo Voice|大量会議を一括処理したい企業向け
Rimo Voice(リモボイス)は、日本製のAI議事録ツールで、特に会議数が多い企業や部門での一括処理に強みがあります。
話者の識別精度が高く、複数人が同時に話す場面でも発言者を正確に区別します。
料金は要問い合わせ(企業規模や利用量に応じた見積もり型)。
中小企業より中堅・大企業向けの色合いが強く、まず他ツールで試して物足りなさを感じてから検討するのがおすすめです。
補足
Rimo Voice公式サイト:https://rimo.app/
Otter.ai|英語混じりの会議に強いグローバルツール
Otter.ai(オッター)は、米国発のAI議事録ツールです。
英語の精度は世界トップクラスで、日本語にも対応しています。
ただし、日本語のみの会議では他の国内ツールと比べると精度がやや劣る場合があります。
月300分まで使える無料プランがあり、有料プランは月約1,400円〜。
海外取引先とのミーティングが多い企業や、英日混在の会議が多い場合に向いています。
補足
Otter.ai公式サイト:https://otter.ai/
Fireflies.ai|商談・営業記録の自動化に特化
Fireflies.ai(ファイアフライズ)は、営業活動の記録・分析に特化したAI議事録ツールです。
CRM(Salesforce・HubSpotなど)との連携が充実しており、商談の内容をそのままCRMに記録できます。
無料プランでは録音回数の制限がなく使えますが、要約機能やAI分析は有料プラン(月約1,400円〜)から利用可能です。
営業チームが外部商談を記録・振り返るのに活用できます。
補足
Fireflies.ai公式サイト:https://fireflies.ai/
導入の流れ(3ステップ)
AI議事録ツールをはじめて導入する場合、以下の流れで進めると失敗が少ないです。
Step 1: 無料トライアルで1〜2ツールを試す(1〜2週間) まず1〜2つのツールを無料プランで試します。
実際の社内会議(録音しても問題ない社内向けのもの)を素材に、日本語精度・使いやすさ・連携の安定性を確認します。
Step 2: 1部門で有料プランを試験導入(1ヶ月) 全社一斉導入ではなく、まず1部門・1チームで有料プランを1ヶ月試すのが重要です。
使ってみてはじめてわかる課題(専門用語の誤認識、録音環境の問題など)を小さいスコープで洗い出せます。
Step 3: 効果測定して全社展開を判断 試験期間終了後、「議事録作成にかかっていた時間」と「ツール利用後の時間」を比較して効果を測定します。
ROIが明確になれば、経営層への稟議も通りやすくなります。
ポイント
「全部署で一斉に」はリスクが高い。1部門のパイロット導入→効果測定→横展開の流れが成功率を高める。
まとめ
AI議事録ツールは、中小企業の「議事録作成の手間」という慢性的なボトルネックを解消できる即効性の高いツールです。
5つのツールを比較した結論をまとめます。
ポイント
まず試すならNotta(日本語精度・使いやすさ・料金のバランスが最良)。コスト重視ならCLOVA Note(無料で高精度)。営業チームの商談記録ならFireflies.ai。英語混じりの会議が多いならOtter.ai。
ツール選びに迷ったら「日本語精度・連携ツール・料金・セキュリティ」の4点を確認することを忘れずに。
まず1部門から小さく始め、効果を確認してから横展開する進め方が、失敗リスクを最小化します。
→ 関連記事:【後で追加】AIライティングツール比較・業務自動化ツール比較へのリンクをここに追記