クラウド会計・経費精算

請求書発行システムの費用相場|発行件数別の料金目安と選び方【2026年】

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結論から言うと、請求書発行システムの費用相場は「月100枚までなら年3万円前後」「会計ソフト一体型なら会計プランの中に含まれて追加費用ゼロ」「月300枚以上の大量発行なら初期11万円+月2.75万円〜」です。自社の月間発行件数がどこに当たるかで、選ぶべきタイプが決まります。

「請求書システムの料金が、無料から月3万円まで幅がありすぎて比較にならない」——これは価格設定の考え方が3つに分かれているためです。単価だけを横並びにしても意味がなく、「月に何枚発行するか」で見るべき価格帯が変わります

この記事では、費用の3タイプ、主要5サービスの実際の料金、発行件数別のシミュレーション、見落としやすい郵送代行・超過料金までを「予算」に絞って解説します。
機能や選び方の詳細は法人向け請求書発行システム比較|中小企業の選び方とおすすめで解説しています。

ポイント


この記事でわかること:① 請求書システムの課金3タイプと相場、② 主要5サービスの実際の料金、③ 月10枚/50枚/300枚のシミュレーション、④ 郵送代行・超過料金などの隠れコスト、⑤ 費用対効果の試算方法

補足


本記事の料金は2026年8月時点で各公式サイトを確認した情報です。税抜/税込は各社の表記に合わせています。価格・プランは変更される場合があるため、最新の料金は必ず各公式サイトでご確認ください。

請求書発行システムの費用は「発行件数」で決まる

まず、自社が3タイプのどこに当たるかを決めます。

タイプ費用の目安代表例向いている会社
① 発行件数課金型年8,800円〜33,500円程度Misoca月10〜100枚。取引先が固定的
② 会計ソフト一体型会計プランに含む(月換算4,500〜5,500円〜)freee請求書、マネーフォワード クラウド請求書会計ソフトと一体で回したい
③ 定額・大量発行型初期110,000円+月27,500円〜楽楽明細月300枚以上、郵送・FAXも自動化

中小企業のボリュームゾーン(月10〜100枚)は①か②です。③は初年度に40万円以上かかるため、発行件数がまとまっていないと単価が合いません。


主要5サービスの料金【2026年8月時点】

サービス料金初期費用発行上限
Misoca無料プラン(月10枚)/プラン15 年8,800円/プラン100 年33,500円(税抜)0円プラン別。超過は1通70円
freee請求書freee会計のプランに含む(法人スターター 年払い月換算 約5,480円〜)0円実質制限なし
マネーフォワード クラウド請求書MFクラウドの基本料金に含む(ひとり法人 年32,736円/スモールビジネス 年59,136円・税込)0円実質制限なし
board月1,200円〜(個人・小規模プラン)0円見積〜請求の販売管理込み
楽楽明細月27,500円〜(税込)110,000円〜大量発行・郵送代行対応

① 発行件数課金型:Misoca

Misocaは「月に何枚発行するか」で料金が決まるシンプルな体系です。
プラン15(月15枚)が年8,800円、プラン100(月100枚)が年33,500円(いずれも税抜)。
上限を超えても停止せず、超過分は1通70円の従量課金で処理されます。

無料プラン(月10枚まで)もありますが、法人の実務では「取引先ごとの担当者管理」「複数人での承認」「保存期間」の面で早々に頭打ちになります
月10枚を超えるなら最初から有料プランを前提に見積もるべきです。

弥生製品(弥生会計オンライン)との連携が強く、初年度無償キャンペーンが実施されている時期もあるため、初年度のコストを抑えて始めたい会社に向いています

Misocaの料金プランを確認する →

Misocaの実際の使い勝手はMisoca(ミソカ)の評判・料金・使い方で詳しく解説しています。

② 会計ソフト一体型:freee請求書・マネーフォワード クラウド請求書

すでにクラウド会計を使っている会社なら、請求書機能は追加費用なしで使えるケースがほとんどです。

freee請求書はfreee会計のプランに含まれ、発行した請求書が売掛金として自動で会計に反映されます。「発行→計上→入金消込」が分断されないのが最大の価値で、月末の突合作業がまるごと消えます。

freee会計の料金プランを見る →

マネーフォワード クラウド請求書もMFクラウドの基本料金に含まれます(ひとり法人 年32,736円、スモールビジネス 年59,136円・税込)。会計・請求書・経費・給与など複数サービスが1契約で使える構成です。
詳細はマネーフォワード クラウド請求書の評判・料金をご覧ください。

マネーフォワード クラウドの料金を見る →

③ 定額・大量発行型:楽楽明細

楽楽明細は初期費用110,000円+月額27,500円〜(税込)。月300枚以上を発行し、Web発行・メール・郵送・FAXを送付先ごとに使い分ける必要がある会社向けです。

郵送代行まで含めて自動化できるため、「毎月3日間、経理2人で封入作業」といった業務がある会社なら十分に回収できますが、月数十枚の規模では単価が合いません。


発行件数別の費用シミュレーション

候補がMisocaとfreee請求書の2つに絞れている場合は、Misocaとfreee請求書はどっちを選ぶ?通数別の料金比較【2026年】で、通数と会計ソフトの2軸から判断できるようにしています。

年間コストで比較します(税抜・概算)。

月間発行枚数① Misoca② 会計ソフト一体型③ 楽楽明細
10枚無料〜年8,800円年53,760円〜(会計込み)年44万円〜(過剰)
50枚年33,500円(プラン100)年53,760円〜(会計込み)年44万円〜(過剰)
300枚プラン1000+超過検討年53,760円〜(会計込み)年44万円〜(郵送代行込み)

請求書「だけ」を電子化するならMisocaが最安、会計まで含めて考えるなら一体型が実質最安という結論になります。
会計ソフト代を別に払っているなら、一体型の請求書機能は事実上0円で付いてくるためです。

補足


月300枚以上でも、Web発行(メール送付)だけで完結するなら一体型で十分です。楽楽明細の価値は「郵送・FAXを含む送付作業の自動化」にあるので、紙での送付が残っているかどうかが分岐点になります。

💬 この試算を自社の数字でやってみたい方へ — 運営者が無料相談(オンライン30分)で概算をお手伝いしています。自社に合う課金タイプの見極めまで、その場で整理します。

見落としやすい4つの隠れコスト

[図解] 見落としやすい4つの隠れコスト

① 郵送代行の1通あたり料金

多くのサービスが郵送代行を用意していますが、月額とは別に1通150〜200円程度がかかります。
月50通を郵送していれば年間9万〜12万円。システム費用より郵送代のほうが高いという逆転がよく起きます。
取引先にメール受領へ切り替えてもらう交渉が、実はいちばんのコスト削減です。

② 発行枚数の超過料金

件数課金型は上限を超えると従量課金になります(Misocaは1通70円)。繁忙期だけ枚数が跳ねる業種は、年間の平均ではなくピーク月で見積もるのが安全です。

③ 保存要件への対応コスト

電子帳簿保存法では、電子で発行した請求書の控えを電子で保存する必要があります。「発行はできるが保存要件を満たしていない」サービスを選ぶと、別途ストレージやオプション契約が必要になります。
詳しくは電子帳簿保存法対応の会計ソフトおすすめ比較を参考にしてください。

④ 会計ソフトとの連携が有償のケース

他社会計ソフトとの連携がオプション扱いになっていることがあります。同一ブランドで揃えるか、標準連携が明記されているかを契約前に確認してください。


費用対効果はどう試算するか

[図解] 請求書発行の費用対効果

請求書発行システムの投資判断は、「作成・押印・封入・発送・保管にかかる時間×人件費」+「郵送費」で計算します。

この場合、作業時間が半減し、半数をメール送付に切り替えるだけで年間20万円以上の差が出ます。
請求業務は「毎月必ず発生する定型業務」なので、削減効果が積み上がりやすいのが特徴です。

注意


ただし取引先が紙の請求書を求めている場合、電子化の効果は半減します。導入前に「メール受領に切り替えられる取引先が何割あるか」を数えてください。ここが3割以下なら、郵送代行付きのサービスを選ぶ方が結果的に安くなります。

よくある質問

Q. 無料の請求書作成ソフトで十分ではないですか? A. 月10枚程度で、担当者が1人、保存も自社で管理するなら無料でも回ります。
ただし法人では「複数人での作成・承認」「取引先マスタの共有」「電子帳簿保存法に沿った控えの保存」が必要になり、無料プランでは要件を満たせないことが多いのが実情です。

Q. インボイス制度への対応は追加費用がかかりますか? A. 主要サービスは標準対応しており、追加費用は基本的に不要です。
適格請求書発行事業者の登録番号を設定できるか、消費税の端数処理が1インボイスあたり1回になっているかを確認してください。
詳しくはインボイス対応の会計ソフトおすすめで解説しています。

Q. 見積書・納品書もまとめて作れますか? A. 主要サービスは見積書・納品書・請求書を相互に変換できます。
見積から受注管理まで含めたい場合は見積書作成ソフト比較|中小企業におすすめのクラウド型5選も参考にしてください。

Q. 途中でプランを変更できますか? A. 件数課金型は上位・下位プランへの変更が可能です。年払い契約の途中変更は差額精算の扱いがサービスごとに異なるため、事業拡大の予定がある場合は契約前に確認しておくと安心です。


まとめ:まず「月間発行枚数」を数えることから始める

  • 請求書発行システムの課金は件数課金型(年0.9〜3.4万円)/会計ソフト一体型(会計プランに含む)/定額大量発行型(初期11万円+月2.75万円〜)の3タイプ
  • 月10〜100枚の中小企業は件数課金型か会計一体型の二択
  • 会計ソフトを契約済みなら請求書機能は実質0円で使える
  • 郵送代行は1通150〜200円。システム代より郵送代が高くなることがある
  • 費用対効果は「発行作業の時間×人件費+郵送費」で試算する

サービスごとの機能比較は法人向け請求書発行システム比較、会計ソフト側の費用感は会計ソフトの費用相場|中小企業の月額料金と選び方をあわせてご覧ください。

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  • この記事を書いた人

ビズヒロ

「業務AIナビ」のナビゲーター。中小企業の現場で本当に使えるAI・業務効率化ツールを、料金・機能・データの安全性まで法人目線で徹底比較しています。「結局どれを選べばいい?」に最短で答えることを目標に、忙しい経営者・担当者のツール選びをわかりやすくサポートします。

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