クラウド会計・経費精算

freeeから乗り換えるなら?値上げ後のおすすめ会計ソフトと移行手順【2026年】

freeeの法人向け料金プランは2024年7月に大幅改定(実質値上げ)が実施され、乗り換えを検討する中小企業が急増しています。
結論から言えば、マネーフォワードクラウド会計弥生会計 Nextへの移行が現実的な選択肢で、データ移行もCSVエクスポートを使えば自社対応が可能です。
この記事では乗り換え先の比較と、実際の移行手順・タイミングをまとめました。

ポイント


この記事でわかること:①freeeから乗り換えを検討すべき理由と背景 ②マネーフォワード・弥生との料金・機能比較表 ③データ移行の具体的な手順と注意点

補足


料金は2026年6月時点の公式情報をもとに記載しています。プランや価格は変更される場合があります。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。

freeeから乗り換えを検討する主な理由

2024年7月の料金改定が転換点に

freeeは2024年7月1日、法人向けプランを4プランから5プランへ改定しました。
最も多くの中小企業が使っていた「ベーシック」プランは事実上廃止され、相当するプランの年払い月額が3,980円→5,480円へ約38%の値上げとなりました(出典:freeeプレスリリース)。

新プラン構成は以下のとおりです(年払い・月換算・税抜、2026年6月時点・公式要確認):

プラン年払い月換算主な対象
ひとり法人約2,980円〜役員のみの新設法人1年目
スターター約5,480円〜従業員数名規模の法人
スタンダード約8,980円〜成長期の中小企業
アドバンス約39,780円〜管理会計・内部統制が必要な企業
エンタープライズ要問い合わせ大企業

スターター以上のプランを使う大多数の法人は、改定前より月額1,500〜2,000円以上の負担増になっています。

「使いにくい」と感じる場面も

料金面以外にも、freeeから乗り換えを検討する声として以下がよく挙げられます。

  • 税理士との連携がしにくい:税理士側がマネーフォワードや弥生に慣れているケースが多い
  • 操作感が独特:「複式簿記の概念と合わない」という経理担当者からの声
  • 連携できる決済・ECサービスが限定的:自社の基幹システムと連携しにくい

freeeのデメリット・弱点を詳しく見る


乗り換え先の選択肢を比較する

主要3サービスの横断比較表

freeeからの乗り換え先として実務で選ばれやすい3サービスを比較します(2026年6月時点・公式要確認)。

項目freee(現行)マネーフォワードクラウド弥生会計 Next
法人向け月額(年払)約5,480円〜(スターター)約4,480円〜(スモールビジネス)約4,200円〜(ベーシック)
無料期間30日30日最大2ヶ月
簿記知識の必要度低(AIが補完)中〜高
税理士との連携対応強い(税理士紹介サービスあり)強い(シェアNo.1の実績)
スマホアプリありありあり
インボイス・電帳法対応対応対応対応
freeeからのデータ移行CSVで可能CSVで可能(サポート情報あり)
初年度キャンペーンクラウド移行キャンペーン実施中最大2ヶ月無料

補足


各サービスの料金はプランや利用人数によって変わります。上記は代表的なプランの目安です。詳細は公式サイトでご確認ください。

freee vs マネーフォワードの詳細比較はこちら


マネーフォワードクラウドへの乗り換えがおすすめな会社

以下のような中小企業・法人には、マネーフォワードクラウド会計への乗り換えが特に向いています。

  • 税理士・会計事務所と連携したい:マネーフォワードは会計事務所への導入率も高く、「税理士が使い慣れているソフトに合わせたい」というニーズにそのまま応えられます
  • 経費精算・請求書・給与計算もまとめて管理したい:マネーフォワードクラウドは会計以外の経費精算(MFクラウド経費)・請求書・給与計算など他サービスとの連携が強力で、バックオフィス全体をワンベンダーで揃えられます
  • 銀行・クレジットカードの自動連携を重視する:金融機関との連携数が多く、仕訳の自動取り込みに強みがあります
  • 複数の担当者で使いたい:ビジネスプランは複数ユーザー管理が充実しており、経理部門を分担して運用する中小企業に向いています

法人向けプランは「ひとり法人」「スモールビジネス」「ビジネス」の3段階。
スモールビジネスプランは年払いで月換算約4,480円から(2026年6月時点・公式要確認)と、改定後のfreee・スターターより低コストになるケースがあります。

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弥生会計への乗り換えがおすすめな会社

以下のような中小企業には、弥生会計 Next(法人向けクラウド版)への乗り換えが特に向いています。

  • 税理士がすでに弥生を使っている:国内シェアNo.1の実績があり、顧問税理士・会計事務所が弥生対応のケースが最も多い。「税理士への依頼をスムーズにしたい」なら弥生が最有力です
  • 紙・手入力の帳簿から移行する:弥生はUIが直感的でサポート体制も手厚く、「経理ソフトをほぼ初めて使う」という担当者でも慣れやすい
  • デスクトップ版から移行・統一したい:「弥生会計26」などのデスクトップ版を長年使っており、クラウド移行のタイミングで同一ブランドに統一したい企業
  • コストをできるだけ抑えたい:弥生会計 Nextはエントリープランが月換算約2,900円から(年払)と3サービスの中で最も低価格帯。初年度は最大2ヶ月無料のキャンペーンも活用できます(2026年6月時点・公式要確認)

注意


弥生会計オンライン(旧サービス)は新規受付を終了しています。新規導入の場合は「弥生会計 Next」を選択してください。

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freeeからのデータ移行手順と注意点

[図解] freeeからの乗り換え移行フロー

実際の移行作業は、大きく「①freeeからエクスポート」「②移行先へインポート」の2ステップで進みます。

ステップ1:freeeでデータをエクスポート

  • freee会計にログインし、「レポート」→「仕訳帳」を開く
  • 画面右上の「エクスポート」→「各社CSVエクスポート」をクリック
  • 移行先(マネーフォワードクラウド会計など)を選択してCSVを出力
  • 固定資産台帳が必要な場合は「固定資産台帳」から別途エクスポート

ポイント


freeeには「マネーフォワードクラウド会計」向けのCSVテンプレートが用意されており、そのまま使えます。弥生へのエクスポートは弥生のサポートページに手順が掲載されています。

ステップ2:移行先ソフトへインポート

マネーフォワードクラウドの場合:

  • マネーフォワードクラウド会計にログイン
  • 「各種設定」→「他社ソフトデータの移行」→「freee」を選択
  • エクスポートしたCSVをアップロード
  • 勘定科目・税区分が一致しない項目を変換設定
  • 「不整合データなし」の表示を確認して「保存」

弥生会計Nextの場合:

  • 弥生のサポート情報「freeeからのデータ移行手順」を参照
  • freeeからエクスポートしたCSVを弥生のインポート機能で取り込む
  • 勘定科目のマッピングを確認・修正

注意点・移行時の落とし穴

[図解] 移行時に必ず確認すべき4つの落とし穴
  • 過去データの扱い:移行先で過去の仕訳を全件取り込むか、新年度から新ソフトを使いながら旧freeeは閲覧専用で残すか、事前に方針を決める
  • 開始残高の設定:残高が正しく引き継がれているか、移行後に必ず試算表で突合する
  • freeeの解約タイミング:データ移行・確認が完了するまでfreeeは解約しない。契約期間の途中解約は月額返金なしが多い
  • 税理士への確認:移行前に顧問税理士に乗り換え先と移行タイミングを相談する

乗り換えのベストタイミングとキャンペーン活用

移行は「期首」がベスト

会計ソフトの乗り換えは、事業年度の開始月(期首)が最も効率的です。
途中移行は二重管理期間が発生し、経理担当者の工数が増えます。

  • 3月決算法人 → 4月移行が理想
  • 12月決算法人 → 1月移行が理想
  • freeeの契約更新月の1〜2ヶ月前から移行準備を開始するのがおすすめ

初年度キャンペーンを使い倒す

2026年6月時点では以下のキャンペーンが確認されています(内容は公式サイトで要確認):

  • マネーフォワードクラウド:クラウド移行促進キャンペーンを2026年2月から展開(詳細は公式サイト参照)
  • 弥生会計 Next:最大2ヶ月の無料体験あり

無料期間中に自社の仕訳データを実際にインポートして動作確認できるため、必ず活用してください。


タイプ別おすすめ会計ソフト早見表

[図解] 会社タイプ別おすすめ会計ソフト
こんな会社にはおすすめ
税理士・会計事務所との連携を最優先したい弥生会計 Next または マネーフォワードクラウド
バックオフィス全体(経費・給与・請求)を統合したいマネーフォワードクラウド
コストを最小限に抑えたい小規模法人弥生会計 Next(エントリープラン)
個人事業主・フリーランスでコスパ重視個人事業主向けクラウド会計ソフト比較 を参照
現状維持でfreeeを使い続ける価値があるか確認したいfreee vs マネーフォワード徹底比較 を参照

まとめ

freeeの2024年7月値上げを機に、乗り換えを検討する中小企業が増えています。
乗り換え先の主役はマネーフォワードクラウド会計弥生会計 Nextの2択で、どちらもCSVを使ったデータ移行が可能です。

  • バックオフィス統合・銀行連携重視 → マネーフォワードクラウド
  • 税理士連携・コスト重視・初心者でも使いやすい → 弥生会計 Next

まずは無料期間中に実際のデータで動作確認してから決断するのが安心です。
顧問税理士に移行先と移行タイミングを相談してから進めましょう。

移行作業に不安がある場合は、各社の導入サポートや税理士への相談も活用してください。

  • この記事を書いた人

ビズヒロ

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