会議や商談の議事録づくりに時間を取られていませんか?AI文字起こしソフトを使えば、録音した音声を自動でテキスト化でき、議事録作成の手間を大幅に減らせます。
ただし、法人で使うなら精度や料金より先に「録音した音声データがAIの学習に使われないか」を確認すべきです。
会議や商談の音声には、取引内容・顧客情報・社外秘の戦略が含まれます。
ここを軽視すると、機密情報が外部に漏れるリスクがあります。
この記事では、中小企業が安全に使えるAI文字起こしソフトを、セキュリティ・精度・料金の3軸で比較し、選び方を解説します。
ポイント
この記事でわかること:① 法人が文字起こしソフトで確認すべきセキュリティ要件、② おすすめツールの精度・料金比較、③ 用途別(オンライン会議/対面商談)の選び方
補足
本記事の料金・仕様情報は2026年5月時点の各公式サイト掲載情報をもとにしています。価格やプランは変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
法人がAI文字起こしソフトを選ぶときの最重要ポイント
![[図解] 法人が文字起こしソフトで確認すべき3つのポイント](https://gyomu-ai.com/wp-content/uploads/2026/06/infographic_218_0.png)
便利さで選ぶ前に、法人なら次の3点を必ず確認してください。
1. 録音データがAIの学習に使われないか
最重要です。
無料の文字起こしサービスの中には、アップロードした音声・テキストをサービス改善(AI学習)に利用するものがあります。
会議の音声をそのまま預けると、機密情報が学習データに取り込まれる可能性があります。「アップロードデータを学習に使わない」と明記しているツールを選びましょう。
2. 日本語の文字起こし精度
精度が低いと、結局手直しに時間がかかり本末転倒です。
日本語特化、専門用語の登録、話者の自動振り分け(話者分離)に対応しているかを確認します。
3. 利用シーンとの相性
オンライン会議が中心か、対面の商談・訪問が多いかで最適なツールが変わります。
前者はクラウド型の文字起こしツール、後者は高性能マイク搭載のICレコーダー型が向いています。
注意
無料ツールに会議の録音をアップロードする前に、必ず利用規約のデータ取り扱いを確認しましょう。一度学習に使われた情報は取り消せません。
おすすめAI文字起こしソフト比較
代表的なツールを、法人利用の観点で整理します。
| ツール | タイプ | データの学習利用 | 強み | 想定用途 |
|---|---|---|---|---|
| Notta | クラウド | 法人プランで配慮あり | 日本語精度が高く多言語対応 | オンライン会議・取材 |
| PLAUD | ICレコーダー型 | 全プランで学習に使わない | 対面の集音性能が高い | 対面商談・訪問・対面会議 |
| 汎用AI(無料) | クラウド | 学習される場合あり | 手軽・無料 | 機密でない簡易メモ |
中小企業の業務で安心して使うなら、データの取り扱いが明確なNottaかPLAUDが有力です。
Notta(ノッタ)|日本語精度とオンライン会議に強い
Nottaは日本語の文字起こし精度が高いクラウド型ツールです。
ZoomやGoogle Meet、Teamsなどのオンライン会議に接続して自動で文字起こし・要約ができ、多言語にも対応します。
法人向けプランが用意されており、チームでの議事録共有や管理に向いています。
「オンライン会議の議事録を自動化したい」「インタビュー取材の文字起こしを効率化したい」という中小企業に適しています。
Nottaの詳しい評判・料金は別記事「Notta評判・料金・使い方」でも解説しています。
PLAUD(プラウド)|対面商談・訪問に強く、全プランで学習されない
PLAUDは高性能マイクを搭載したICレコーダー型のデバイスです。
対面の集音性能が高く、訪問営業や対面商談、対面会議の音声をしっかり記録できます。
最大の安心材料は、すべてのプランでアップロードされたデータがAIの学習に利用されない点で、機密性の高い商談でも使いやすい設計です。
本体は買い切り型で、文字起こし・要約のクラウド機能を月額で利用する形が基本です。
「保険・不動産・コンサルなど対面商談が中心」「録音データの安全性を重視したい」という企業に向いています。
詳しくは別記事「PLAUD評判・使い方」もご覧ください。
用途別の選び方
![[図解] 用途別おすすめツール](https://gyomu-ai.com/wp-content/uploads/2026/06/infographic_218_1.png)
迷ったら、利用シーンで選ぶのが失敗しないコツです。
- オンライン会議・Web取材が中心 → Notta(会議ツール連携・日本語精度)
- 対面商談・訪問・対面会議が中心 → PLAUD(集音性能・全プランで学習されない安心感)
- 両方ある → まず使用頻度の高いほうを基準に選び、もう一方を補助的に使う
ポイント
どちらも無料または短期で試せます。実際の自社の会議・商談で精度を確かめてから本格導入すると、ミスマッチを防げます。
導入前に決めておきたい社内ルール
![[図解] AI文字起こし導入前に決める社内ルール](https://gyomu-ai.com/wp-content/uploads/2026/06/infographic_218_2.png)
ツールが安全でも、運用ルールがなければリスクは残ります。
最低限、次を決めておきましょう。
- 録音・文字起こしする会議の範囲を決める(社外秘の度合いが高い会議は要検討)
- 文字起こしデータの保存場所・共有範囲を限定する
- 生成された要約・議事録は人が必ず確認・修正する
会議や商談の音声を扱ううえでのセキュリティ上の注意点は、別記事「AI議事録のセキュリティを徹底解説」でも詳しくまとめています。
まとめ
AI文字起こしソフトを法人で選ぶポイントを整理します。
| 確認項目 | 安全な選択 |
|---|---|
| データの学習利用 | 学習に使わないと明記されたツールを選ぶ |
| 日本語精度 | 話者分離・専門用語対応を確認 |
| 利用シーン | オンライン会議はNotta、対面商談はPLAUD |
| 社内ルール | 録音範囲・保存先・共有範囲を事前に決める |
ポイント
オンライン会議中心ならNotta、対面商談中心で安全性も重視するならPLAUD――この使い分けが、中小企業には分かりやすくおすすめです。まずは自社の会議で試して、精度と使い勝手を確かめましょう。
議事録づくりの負担は、ツール選びひとつで大きく変わります。
安全性を確認したうえで、自社の働き方に合った1つを選んでください。
AI議事録ツール全体の比較は「AI議事録ツールおすすめ比較」もあわせてご覧ください。