クラウド会計・経費精算

freeeの経費精算は割高?会計一体型と専用ツールを人数別に比較【2026年】

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freee(会計一体型)マネーフォワード(一体型)経費精算の専用ツール
料金の考え方会計プラン料金+利用者数×従量課金プラン料金(経費5名分を含む)+6名目から人数課金基本料金+人数課金(初期費用がかかる製品もある)
1ユーザーあたり月300円(スターター・スタンダード)/月650円(アドバンス以上)月500円(ビジネスプランの6名目以降)製品により月300〜1,000円程度
会計への仕訳連携自動(同一サービス内)自動(同一サービス内)CSV連携またはAPI連携
向いている会社すでにfreee会計を使っているすでにMFクラウドを使っている会計ソフトを変えたくない・申請フローが複雑

※2026年8月時点の各公式サイト・公式ヘルプの掲載値(税抜)。
プラン改定があるため契約前に必ず公式でご確認ください。

結論:3行で言うと

  • すでにfreee会計を使っている → freeeの経費精算が最も安く済む(新たな契約が増えず、仕訳が自動で流れる)
  • 会計は他社のまま → 専用ツールを検討する(freee経費精算を単体で契約する形もあるが、会計との仕訳連携という最大の利点が消える)
  • 50名を超える・承認経路が複雑 → 専用ツールが有利(人数課金の総額が逆転し、ワークフローの自由度も必要になる)

「freeeの経費精算」は独立した製品ではなく、freee会計の機能として使う点がすべての前提です。
ここを取り違えると見積もりが合いません。


課金の仕組み:会計プランによって単価が2倍変わる

[図解] freeeの経費精算はどこに乗るか

freeeで経費精算を使う場合、契約しているfreee会計のプランによって1ユーザーあたりの単価が変わります

契約プラン経費精算の従量課金(1ユーザーあたり月額)
freee会計 スターター・スタンダード300円
freee会計 アドバンス・エンタープライズ/freee支出管理 Full・経費精算Plus650円

※2026年8月時点の公式ヘルプ掲載値(税抜)。

上位プランのほうが単価が高くなる点に注意が必要です。
アドバンスは部門別会計や高度な権限管理のために選ぶプランですが、経費精算の利用者が多い会社ほど、この650円の影響が大きくなります

なお、支出管理をまとめて強化する「freee支出管理」は月額19,800円から、経費精算に絞ったプランは月額7,500円からという体系も用意されています。
規模が大きくなるとこちらの検討対象になります。


人数別の実額シミュレーション

[図解] 規模で有利なサービスが入れ替わる

freee会計スタンダード(年払い・月換算8,980円)を契約している会社が、経費精算を追加した場合の月額です。

経費精算の利用者数経費精算の追加分会計+経費精算の月額年額
10名3,000円11,980円143,760円
30名9,000円17,980円215,760円
50名15,000円23,980円287,760円

同じ条件をマネーフォワード クラウド(ビジネスプラン・年払い月換算6,480円、経費は5名分を含み6名目から500円)で計算すると次のようになります。

経費精算の利用者数会計+経費精算の月額年額
10名8,980円107,760円
30名18,980円227,760円
50名28,980円347,760円

10名規模ではマネーフォワードが安く、30名を超えるとfreeeが逆転します
理由は単価の差(300円 vs 500円)で、人数が増えるほどこの差が効いてくるためです。

ただしこれは「会計もそのサービスを使う」前提の総額比較です。
会計ソフトを乗り換える前提で読む必要があり、経費精算だけで判断すべきではありません。
会計側の比較は「freee・マネーフォワード・弥生の徹底比較」にまとめています。


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判断フロー:3つの質問で決まる

質問1:いま会計ソフトは何を使っているか

  • freee会計 → freeeの経費精算が第一候補。追加契約が不要で、仕訳が自動で流れる
  • マネーフォワード クラウド → MFクラウド経費が第一候補。同じ理由
  • 弥生・その他 → 専用ツール、または会計ごと乗り換えるかの判断になる

質問2:経費精算を使う人数は何人か

  • 10名以下 → 一体型で十分。専用ツールは基本料金の負担が相対的に重い
  • 30名以上 → 一体型と専用ツールの総額差が縮まる。ワークフローの要件で選ぶ

質問3:承認経路は何段階あるか

  • 1〜2段階(申請者→上長→経理) → 一体型の標準機能で足りる
  • 3段階以上、金額による分岐、部門ごとに承認者が違う → 専用ツールの検討価値が出る

迷いやすいのは質問1で「弥生・その他」を選んだ会社です。
この場合、経費精算のためだけに会計を乗り換えるのは本末転倒になりやすく、専用ツールをCSV連携で使うほうが現実的です。
選択肢は「経費精算アプリ比較【中小企業向け】」で整理しています。


契約前に見落としやすい3つの費用

1. 全従業員分を払うことになりやすい

経費精算は「経費を使う人」ではなく「申請する可能性がある人」全員にアカウントが必要になります。営業だけが使う想定で見積もっても、交通費精算が発生する時点で全社員が対象になります
50名の会社なら50名分で計算しておくのが安全です。

2. 上位プランへの変更で単価が上がる

前述のとおり、freee会計をアドバンスに上げると経費精算の単価が300円から650円になります。
部門別会計を導入するタイミングで経費精算の費用も倍増するため、プラン変更の見積もりには経費精算の増額分を必ず含めてください

3. 電子帳簿保存法まわりの運用コスト

領収書を電子で保存するには、タイムスタンプまたは訂正削除履歴が残る仕組みでの保存が必要です。
ツール側が対応していても、社内の運用ルール(いつまでに誰がアップロードするか)を決めないと形だけの電子化になります
要件の整理は「電子帳簿保存法に対応した会計ソフト」と「電帳法対応の進め方」を参照してください。


よくある失敗と回避策

失敗何が起きるか回避策
経費精算だけで会計ソフトを選ぶ記帳や決算の要件が合わず、結局また乗り換える会計→経費精算の順で決める
利用者数を少なく見積もる運用開始後にアカウントを追加して予算超過全従業員数で試算する
承認フローを現状のまま再現しようとする設定が複雑になり、運用が回らない導入を機に承認段階を減らす
紙の領収書運用を並行して残す二重管理になり、工数がむしろ増える切替日を決めて一斉に移行する

4つ目が最も多いパターンです。「当面は紙も可」とすると、経理側は電子と紙の両方を確認することになり、導入前より手間が増えます。


まとめ:早見表

あなたの状況選ぶべき方向
freee会計を使っている・30名以上freeeの経費精算(1ユーザー300円で追加)
freee会計を使っている・10名以下freeeの経費精算(追加契約が不要な点が効く)
MFクラウドを使っているMFクラウド経費(ビジネスプランに5名分が含まれる)
会計は弥生・その他で変えたくない専用ツールをCSV連携で導入
承認経路が3段階以上・部門で承認者が違う専用ツール(ワークフローの自由度を優先)
従業員4〜5名で経費もほぼ発生しない当面は導入しない(会計ソフトの証憑管理で足りる)

費用の相場観は「経費精算システムの費用相場」に、freee会計そのものの評価は「freeeを中小企業が導入するデメリット」にまとめています。
料金は改定されるため、最終的な金額は必ず公式サイトでご確認ください。

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  • この記事を書いた人

ビズヒロ

「業務AIナビ」のナビゲーター。中小企業の現場で本当に使えるAI・業務効率化ツールを、料金・機能・データの安全性まで法人目線で徹底比較しています。「結局どれを選べばいい?」に最短で答えることを目標に、忙しい経営者・担当者のツール選びをわかりやすくサポートします。

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